LM100 | ヒシャム バルーチャ

 

アーチスト兼ミュージシャンであるヒシャム・バルーチャ氏のアート製作活動や作曲活動には、自身の経験が反映されています。 彼のアートはフィギュラティブでもリテラルでもない、印象主義的であり抽象主義的でもありながら、注意を払っていると、作品の中に若さと前向きなアーチストの姿が浮かび上がってきます。 彼はアートを通じて、普遍的かつ個人的な問題に取り組んでいます。 最も頻繁に彼が問いかけるのは、 なぜ我々は存在するのか。

バルーチャ氏の制作手法およびテーマは、瞑想で得た視覚や、東京で育ちニューヨークに暮らすという都会生活、そして思考を突き詰めることで潜在意識から不意に浮かび上がるジャクスタポジション(並置)といった、彼の日常のさまざまな側面から生まれます。 こういった手法で生み出される彼の作品は、ミニマリストとは対極の、複雑で激しく情熱的な作品となっています。 「私の作品で重要なのはバイブレーションです」とバルーチャ氏。 彼は音楽においては幅広い音色や音声を用い、絵画では創り出せる限りの色を用いて、同じ色は二度と使いません。 「多種多様な層が重なっていて、それが現れたり消えたりするのです」とバルーチャ氏は語ります。

LM100におけるバルーチャ氏の活躍は、ルメリディアンの「ファーストナイト・サンフランシスコ」のために、サンフランシスコのヤーバブエナ芸術センターと連動して行われた、アートインスタレーションの制作に始まります。 バルーチャ氏は、ホテルは「人々に特別な体験を与えられるような環境」を創り出すためにアートを取り入れるべきだと考えています。